投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 03 日 21:36:47:
「タリバンが児童の臓器売買」 カブールの少女らが証言
10/02 20:08 タリバンが児童の臓器売買 カブールの少女らが証言 外信110
【マフムドラキ(アフガニスタン中部)2日共同=及川仁】「男
たちが突然家に押し入って子どもたちをさらっていく」。アフガニ
スタン・タリバン政権支配下の首都カブールを逃れてきた姉妹少女
二人が二日、タリバンが子どもたちを誘拐、隣国パキスタンに連れ
去り、殺害するなどして臓器売買をしていると証言した。
首都の北方約三十キロの反タリバン勢力「北部同盟」支配地域マ
フムドラキで、シャゼアさん(14)とノデラさん(13)が、共
同通信のインタビューに答えた。
この証言が事実ならば、タリバン政権が成人女性の誘拐など女性
抑圧だけでなく、児童に対する重大な人権侵害、犯罪行為を組織的
に行っていることになる。
シャゼアさんらによると、タリバン関係者の男たちが突然家庭に
侵入し、子どもたちを略奪。子どもたちはその後タリバン政権を承
認する隣国パキスタンで売られ、肝臓や腎臓(じんぞう)、眼球な
どが売却されている。子どもが殺害されるケースもあるという。
ノデラさんは臓器は一つ「約千ドル(約十二万円)で取引されて
いる」と説明。「誘拐されカブールに戻ってきた子供が片目を失い
、眼帯をしているのを見た」とも証言した。
シャゼアさんらの自宅にも男たちが侵入、拉致(らち)されそう
になったが、命からがら逃走。その後、父親が身を寄せているマフ
ムドラキまでやって来た。シャゼアさん、ノデラさんの二人は「タ
リバンの女性に対する扱いはとても恐ろしい」と口をそろえた。
(了) 011002 2007
[2001-10-02-20:08]