投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 02 日 21:23:41:
【ブリュッセル森忠彦】
北大西洋条約機構(NATO)は2日の大使級理事会で、同時多発テロがウサマ・ビンラディン氏と、同氏が率いるテロ組織「アルカイダ」の攻撃によるものと断定した。米国務省の専門官が同日の会議で証拠を示した。これによってNATOは、米国の要請があれば「集団的自衛権」を発動できることになった。
NATOは9月12日に憲章第5条の集団的自衛権について、(1)攻撃が外国からの指揮によることが明確である(2)米国の要請がある――の2条件を満たせば発動することを決めていた。米国の説明を受けたロバートソンNATO事務総長は「テロがアルカイダによって引き起こされたことは明らかだ。ビンラディン氏をかくまっているタリバンの関係も立証された」と語り、攻撃の責任がタリバン政権にも及ぶとの見解を示した。
この日、米国からの第5条の発動要請はなかったが、今後、要請を受ければ自衛権を発動し、NATOとして攻撃に参加することになる。
[毎日新聞10月2日] ( 2001-10-02-21:10 )