投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 02 日 17:52:36:
10/01 19:51 「独自外交」に懸念も 首相特使の橋本元首相 政治51 #01
共同
橋本龍太郎元首相は、米中枢同時テロ問題の首相特使として七日
からエジプトとアラブ首長国連邦を訪問するが、今回の政府対応に
批判的で、外務省にも「政府の考えは考えでいい。しかし、私には
私の考えがある」と述べており、関係者からは「独自外交」への懸
念も出ている。
橋本氏は、政府サイドが特使の件を打診した際は「快諾」(橋本
派幹部)し、「特使として行くことには意欲満々」(同)とされて
いる。
だが、一日の橋本派総会では、ペルーの大使公邸人質事件の際の
首相としての経験を披露しながら「政府には国民の生命を守り、テ
ロを抑止する責任がある。再発を防ぐにはどうすればいいのか、議
論はそこからスタートすべきだ」と、報復攻撃を準備中の米国への
支援に重点を置く小泉政権の姿勢を批判。
その一方、特使については「イスラム、アラブを敵にしない。テ
ロリストグループと戦うための国際協力を求めるとの思いで取り組
む」と語り、米国などの対応に協調するよう中東諸国に働き掛けた
い政府の思惑とは、微妙な違いをにじませている。
(了) 011001 1950
[2001-10-01-19:51]