投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 02 日 17:48:59:
10/01 19:24 航空手荷物をICで管理 国交省、成田で実験開始 社会86
共同
米中枢同時テロの影響で、航空手荷物の点検が強化される中、国
土交通省は一日、集積回路(IC)付きのタグを利用して、機内預
けの手荷物を管理する新システムの実験を、新東京国際空港公団な
どとともに、成田空港で始めた。
荷物の誤送や紛失を減らす目的で、世界の航空各社でつくる国際
航空運送協会(IATA)が導入を検討していたシステムだが、荷
物がセキュリティーチェックを受けたかどうかや搭乗客の個人情報
なども入力できるため、実用化されれば、テロなどに対する安全対
策としても期待されている。
手荷物に取り付けるタグに、情報を持たせたICを付け、電波を
使った装置でデータの記録を読み取る仕組み。
現在採用されているタグのバーコードをスキャナーで読み取る方
法では、ゆがみや汚れなどがあると、経由地などで正確な仕分けが
できず、所有者が分からない荷物が機内に紛れ込んだり、紛失する
などの問題があった。
コスト面が課題となっていたが、特殊な印刷技術を利用して制作
コストを低く抑えることに成功した。
実験は成田、香港や米国の空港間を結んで七日まで行われ、ウィ
ーンで十三日に行われるIATAの会議に同省が結果を報告、世界
標準を確立したい考えだ。
(了) 011001 1924
[2001-10-01-19:24]