投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 02 日 17:45:42:
10/02 15:45 趣味は古典、英語に堪能 北部同盟の新司令官 外信74
【ドゥシャンベ(タジキスタン)2日共同】趣味は古典文学、英
語とアラビア語に堪能―。アフガニスタンの反タリバン勢力「北部
同盟」関係筋は一日、なぞに包まれている北部同盟の新指導者ファ
ヒム最高司令官の人間像の一端を明らかにした。
ファヒム氏は、九月九日の爆弾テロで暗殺されたマスード元国防
相に代わり、同十五日に最高司令官に就任。米国が北部同盟支援の
方針を表明したことで、今後のアフガン情勢のカギを握る人物とみ
られている。
関係筋によると、ファヒム氏は一九五七年、パンジシール渓谷の
ウマルズ村に生まれた。カブール大学でイスラム法を専攻。ソ連侵
攻ではマスード氏らとともにソ連軍との戦闘に参加、北部戦線の司
令官となって頭角を現した。
ソ連軍撤退後の九二年には、ラバニ指導評議会議長(当時)の下
で保安相に就任。同時に首都カブール地区部隊長となったが、その
後タリバンの進攻で首都撤退を余儀なくされた。
博学で、特にペルシャの古典詩など古典文学を愛好。四人の子供
を持つ。
同筋は「人望も厚い」としているが、マスード氏ほどのカリスマ
性はないとの見方が強い。各政治勢力の寄せ集めである北部同盟内
部をまとめきれるかが課題だ。
(了) 011002 1545
[2001-10-02-15:45]