投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 02 日 01:09:50:
【ニューデリー1日=吉野蔵一】
米国が同時テロへの対抗措置として軍事行動の準備を整えた中で、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバン政権は1日、対米戦突入に備える動きを加速した。同政権はパキスタン西部クエッタの近い国境周辺で大規模な軍事演習を実施するなど、臨戦態勢を敷いている。
アフガン・イスラム通信によると、タリバン政権は1日、アフガン西部のカデス地区を反タリバン勢力「北部同盟」から奪回したもようだ。同地区は西部の主要都市ヘラートと中北部の各州を結ぶ幹線道路が集結する要衝で、同時テロ事件後に激化したアフガン内戦の主要戦場となってきた。
タリバン政権はアフガン領内で北部同盟と戦闘を続ける一方で、対米戦も想定、30万人規模の兵力を緊急配備し、軍事演習を開始したと伝えられている。パキスタン軍部によると、対アフガン国境付近の数カ所で戦車を目撃したとの情報も入っている。