投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 01 日 18:30:18:
10/01 08:05 他宗教への寛容取り戻そう イスラム導師が教会で説 外信04
【ニューヨーク30日共同】創立百六十年以上の伝統を誇るニュ
ーヨーク・マンハッタンの聖バーソロミュー教会が九月三十日、イ
マーム(イスラム導師)を招き、キリスト教の日曜礼拝と並行して
イスラムへの理解を深めるための説教会を催し、二百人以上が集ま
った。
米中枢同時テロで表面化しているイスラム教への偏見をただすと
ともに、市民のイスラム教への関心にこたえるため開かれた。
招かれた米国神秘主義イスラム協会会長のファイサル・アブドル
ウーフ師(52)は「イスラムは罪のない市民を殺したり、自殺す
ることを明確に禁じている」と強調。「イスラム=テロ」という単
純化されたイメージの克服に努める必要があると訴えた。
大聖堂に隣接する礼拝堂にはキリスト教徒を中心に、座れない人
も出るほどの盛況。聴衆は「ジハード(聖戦)とは何か」など活発
な質問を投げ掛けた。
出席したキリスト教徒の中年女性は「イスラムが平和的な宗教で
あることは分かっているつもりだったが、もっと深く知りたくなっ
た。宗教対立を避けるため、われわれは力を合わせる必要がある」
と話した。
(了) 011001 0804
[2001-10-01-08:05]