投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 30 日 19:19:13:
09/29 23:15 大量破壊兵器保有の可能性 ビンラディン氏否定せず 外信103
【イスラマバード29日共同】米中枢同時テロの最重要容疑者と
されるウサマ・ビンラディン氏に二度、計八時間にわたって会見し
たパキスタンのジャーナリストが二十九日、ビンラディン氏が核兵
器や生物化学兵器の保有を否定しなかったことを明らかにした。
このジャーナリストはパキスタン紙オーサフのハミッド・ミール
編集局長(36)。一九九七年三月と九八年五月に、アフガニスタ
ンの東部ジャララバードと南部カンダハルの「隠れ家」で、ビンラ
ディン氏と単独会見した。
同編集局長によると、同氏は所有している兵器について、旧ソ連
のアフガニスタン侵攻時に米軍から供与された携帯型地対空ミサイ
ル「スティンガー」などを挙げた上で、「核兵器、生物化学兵器は
購入したか」との質問に「ノーコメント」と答え、否定も肯定もし
なかったという。
これまでにビンラディン氏が指示したとされる米国に対するテロ
については、九三年にソマリアで国連平和維持活動(PKO)に参
加していた米兵十九人を「われわれが殺害した」と認めたものの、
九八年のアフリカでの米大使館爆破や昨年の米駆逐艦自爆テロは「
知らない」と否定。
米中枢同時テロに関しても、発生直後の十一日深夜、アフガニス
タンから側近を派遣して「自分は関与していない」との自筆の声明
文をミール編集局長に届けたという。
ビンラディン氏はまた、米国を敵視する理由について広島、長崎
への原爆投下を例示して米政府が「大量殺りく」を行っていると非
難。一方で「(米国への敵対は)私の指示ではない。私は(九三年
の世界貿易センタービル爆破事件で服役している)アブデルラーマ
ン師の指示に従っているだけだ」と述べ、テロの黒幕ではないこと
を訴えたという。
(了) 010929 2314
[2001-09-29-23:15]