投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 29 日 16:18:05:
【ワシントン28日=内藤泰朗】
米連邦捜査局(FBI)は二十八日、米中枢同時テロの実行犯の一人、モハメド・アタ容疑者(三三)が残した遺書を公開した=写真(AP)。遺書はアラビア語で書かれていて、「装備を確認せよ」など仲間のテロリストたちに指示を与えながらも、自爆前夜の恐怖と戦う精神状態を記している。
四ページからなる手書きの遺書は、世界貿易センタービルに最初に突っ込んだアメリカン航空11便をハイジャックしたアタ容疑者が残したバッグの一つから見つかった。
それによると、「神の名の下に」と始まる遺書は、「最後の夜だ。いくつもの困難に直面するだろうが、それを直視し、百パーセント理解しなければならない」とし、「皆、死を嫌い、恐れる。だが、死後の世界と死による報いを信じる者だけが、自ら命を絶つことができる」と述べた。
続いて、ナイフや身分証明書など持ち物のほか、自分の意志、服装や身を清めたかどうか確認するよう指示し、最後に「神よ、私のために扉を開けておいてください」と祈りの言葉で結んでいる。
この自爆メモの写しは、ほかのハイジャック犯の荷物からも、みつかっているという。