投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 29 日 16:14:24:
アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバーン政権と「北部同盟」が戦っている前線近くの町ジャブルサラジに２８日入った。タリバーン側が５年前から支配する首都カブールは南に約８０キロ。北部同盟の軍関係者は「タリバーンと決定的な戦いをする準備はできている」。同時多発テロに対する米国の対タリバーン攻撃開始を視野に入れ、カブール奪還の意欲を隠さない。
「あそこが旧ソ連が造ったバグラム空軍基地だ」。アブドゥラモン司令官は町南端にある兵器庫から、南の方を指さした。町から約２０キロ。米国での同時多発テロ直前に北部同盟の最高司令官マスード元国防相が暗殺されたあと、基地付近では何度かタリバーン側から軍事的挑発が続いた。２６日も小規模な衝突があった。
バグラム基地守備の北部同盟軍は約２０００人。タリバーンの陣地は３キロほどしか離れておらず、対空砲の射程内にあるため、この３年間空港として使われたこともない。
ジャブルサラジ中心部には小さな小屋のような商店に果物やパンなどが並ぶ。幹線道路をカブール側にさらに南下すると、１キロほどでバリケードでふさがれた。案内役のプゾジガルさん（２５）は「戦闘があると砲弾の着弾音が響く。住民は不安におびえている」。
タジキスタン国境に近いバダクシャン州都ファイザバードから車で４昼夜かけて険しい山岳地帯とパンジシール渓谷を縦断した。パンジシール渓谷は自然の要さいだ。ジャブルサラジは同渓谷出入り口の要衝で、すぐ近くに激戦が伝えられるマザリシャリフに通じるサラン峠がある。
アブドゥラモン司令官は「タリバーンはアフガニスタンの外からテロを持ち込んできたよそ者だ。最後まで戦う覚悟はできている」と話す。
「わたしは軍人。われわれの方針が決まれば、米軍とも協力する」
兵器庫には古いスカッドミサイルもあった。かつてアフガン侵攻したソ連軍から奪ったものだ。司令官は「ここから発射すればカブールまで軽く到達する」といった。
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。