投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 29 日 10:50:11:
日本郵船、商船三井、川崎汽船など大手外航海運会社は28日、10月1日から中東向けと同地域を通過する欧州航路のコンテナ船の荷主にエマージェンシー・サーチャージ(戦争危険負担金)を徴収することを決めた。金額は中東各港向けで40フィートコンテナ当たり500ドル。貨物運賃は貨物の中身によって異なるが、今回の負担金徴収で中東各港に停泊する場合は実質で10%以上の運賃値上げとなる。
戦争危険負担金は40フィートコンテナ当たり、エジプト、シリア、レバノン、ヨルダンの各港とアカバ湾向けが500ドル、紅海やアデン港などイエメン向けが400ドル、スエズ運河を通過して欧州、地中海の各港向けが20ドルになる。
負担金を徴収するのは、米同時テロに関連して損保各社が27日に通常の戦争船舶保険では戦争で被害を受けた船舶でも保険金を支払わない除外水域を中東、北アフリカのほぼ全域に拡大したため。新たに通常の戦争船舶保険より高額な戦争割増保険に加入しなければ船舶はこの地域を航行、寄港できないため、負担金の徴収を決めた。