投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 26 日 18:09:29:
ドイツを公式訪問しているロシアのプーチン大統領は25日、ロシア首脳として初めて独連邦議会で演説した。大統領は同時多発テロに対する欧米の対応に触れて、「(西側社会は)意思決定に参加する機会をロシアに与えず、ときにはロシア抜きで決めている。これが本当のパートナーか」と述べ、対テロの国際協力にロシアの参加が欠かせないとする立場を強調した。
プーチン氏は80年代に旧ソ連国家保安委員会(KGB)の将校として旧東独に勤務したときに磨いた独語で演説した。テロ多発など治安情勢の変化について、「一般市民の安全を担う私たち政治家に責任がある。この10年間の変化を十分認知できなかった」と率直に語る姿は、ドイツの議員らの共感を呼んだ。
プーチン氏はベルリン入りに先立ち、米国の軍事行動に対し、中央アジアの旧ソ連諸国の空域などの使用を原則認めるなど支援の姿勢を見せた。対テロ共闘を強調することで、欧米の一員としてのロシアを強く印象づけようとしている。
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