投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 28 日 19:13:25:
09/28 09:22 誤認逮捕が続々発覚 FBIのテロ捜査が難航 外信17
【ワシントン27日共同】史上空前の規模で米中枢同時テロの捜
査を進めている米連邦捜査局(FBI)などは二十七日までに、約
四百人を逮捕、拘束した。しかし「誤認逮捕」も次々と発覚、ち密
さに欠ける捜査の実態が浮上しており、最重要容疑者とされるウサ
マ・ビンラディン氏につながる調べは進んでいない。
FBIや移民帰化局(INS)による逮捕は、入国管理法違反や
運転免許に記載されている住所が実際とは異なる容疑などが大部分
。多くが事件とは無関係と分かって釈放されており、「手当たり次
第にアラブ系住民を捕まえているだけでは」(人権団体)との批判
も広がり始めた。
ハイジャック機二機の出発地ボストンの空港でテロの数日前に不
審な行動をしたとしてFBIに逮捕されたパイロットも、事件と無
関係と分かり釈放された。また、このほど釈放されたテキサス州の
サウジアラビア生まれの医者(34)は、ハイジャック犯と同姓と
いうだけで逮捕され、メディアは連日「テログループの金庫番」と
報道した。
モラーFBI長官は二十七日の記者会見で「疑わしい人物がいれ
ば尋問する。無関係と分かれば、捜査への協力を感謝して監視対象
から外す」と述べ、大量の身柄拘束はやむを得ないとの見解を示し
た。
(了) 010928 0921
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