投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 28 日 19:12:08:
09/28 08:50 「ならず者」国家から情報 北朝鮮にも要請へと米紙 外信31
【ワシントン27日共同】米政権が「ならず者」国家と呼ぶリビ
ア、シリア、スーダンの三カ国が、米国の要請に応じてウサマ・ビ
ンラディン氏のテロ組織アルカイダに関する情報を米側に既に提供
していることが分かった。二十七日付の米紙ボストン・グローブが
国務省当局者の話として報じた。
それによると、米政府はイランに対してはアフガニスタンの麻薬
ネットワークに関する情報提供を期待しており、朝鮮民主主義人民
共和国(北朝鮮)に対しても近く、テログループに関する情報を提
供するよう要請する可能性がある。
いずれも米国の「テロ支援国リスト(七カ国)」の指定国。米国
が協力を要請し、リビアなどがそれに応じたことは、米中枢同時テ
ロで米国と「ならず者」国家の関係が「激変」(同紙)したことを
示した。
当局者は米側が得た情報の内容は明らかにしなかった。スーダン
とは先週、ロンドンでハイレベルの協議を行ったという。
指定国の残る二カ国のうち、キューバは協力の用意を表明してい
るが、米国がキューバ系市民を多数抱えるため国内問題化するのを
懸念して、あえて協力を要請しない方針。最後のイラクだけは対米
敵対の姿勢を崩していない。
(了) 010928 0849
[2001-09-28-08:50]