投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 28 日 18:46:08:
09/27 17:55 欧米の金融機関が関与か ビンラディン氏資金の流れ 外信92
【ワシントン27日共同】レビン米上院議員(民主)は二十六日
の上院銀行委員会のマネーロンダリング(資金洗浄)に関する公聴
会で、米政府が米中枢同時テロの「最重要容疑者」とするウサマ・
ビンラディン氏とテロ組織アルカイダの工作資金の流れに、欧米を
中心とする数十の国際的金融機関が関与した可能性があると指摘、
米シティバンクなど六銀行を名指しした。
ビンラディン氏の資金に関連して、欧米金融機関の具体名が挙げ
られたのは同時テロ発生後初めて。
ブッシュ米大統領はテロ組織の資金源を断ち切ることを「対テロ
戦争」の柱の一つに据えており、米議会もマネーロンダリング防止
のため規制強化に動きだすことになりそうだ。
同委員会のマネーロンダリング小委員長を務めるレビン議員は、
一九九一年以来ビンラディン氏の支配下にあったとされるスーダン
のアルシャマル・イスラミック銀行が世界各地の数十の金融機関に
代理口座(コレスポンデント・アカウント)を所有していたと指摘
。米国のシティバンク、アメリカン・エキスプレス・バンク、ドイ
ツのコメルツ銀行、フランスのクレディ・リヨネ、オランダのIN
Gバンク、南アフリカ共和国のスタンダード銀行の名を挙げた。
アルカイダのテロ工作員は米国を含む世界各地で送金や現金の引
き出しを行うことが可能で、米国がスーダンをテロ支援国家に指定
した九七年以降も、いくつかの金融機関で取引可能な状態だったと
いう。
レビン氏は「このような状態を放置することはできない」と述べ
、規制強化の必要を強く主張した。
(了) 010927 1754
[2001-09-27-17:55]