投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 14:53:19:
【エルサレム28日=当間敏雄】
パレスチナ自治区ガザからの情報によると、ガザ南部ラファで、26日深夜から27日早朝にかけて、イスラエル軍とパレスチナ人武装グループとの間で激しい銃撃戦が発生し、パレスチナ人5人が死亡、27人が負傷した。
イスラエルのペレス外相とパレスチナ自治政府のアラファト議長が26日直接会談し、治安協力の再開などで合意したばかりだが、仕切り直した「停戦」は早くも崩壊の危機に直面した。
イスラエル軍は26日深夜、同日早朝起きた軍施設爆破事件(イスラエル兵士3人負傷)への報復として同夜、ラファ難民キャンプに戦車やブルドーザーで侵攻、武装グループの拠点と見なしたパレスチナ人居住地域に砲撃を加え、建物数棟を破壊、銃撃戦が朝まで続いた。交戦でパレスチナ人3人が死亡、その後、イスラエル軍の威嚇射撃の銃弾で、15歳のパレスチナ人少年と30歳のパレスチナ人男性が死亡した。
自治政府のアベド・ラボ文化情報相は「ラファ攻撃は、イスラエル内の平和の敵が侵略戦争継続の意思を固めていることを世界に証明した」との声明を文書で発表した。