投稿者 木村愛二 日時 2001 年 9 月 28 日 10:45:58:
送信日時 : 2001年 9月 28日 金曜日 8:10 AM
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『亜空間通信』18号(2001/09/28)
【「報復」の本音は中央アジアの制圧で具体的にはカスピ海石油にあり】
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昨晩遅く、以下に記す緊急講演集会後の有志情報交換を終えて帰宅したところ、私
が湾岸戦争以来主張し続けてきた問題について、「環境政策研究所」という職場から
であることを明らかにする質問の電子手紙が転送されて届いていた。早速、情報提供
の電子手紙を発信した。
2年と2ヶ月前、私は、今回の事件の現場、マンハッタンの世界貿易センターの前に
立っていた。ユーゴ侵略戦争に関しての情報収集、分析、国際電網通信による意見の
発表などの活動の一環として、アメリカの元司法長官ラムゼイ・クラークが代表の国
際行動センターが主催する「NOTOを裁く独立国際戦争犯罪法廷」に参加するための旅
の合間のことだった。
以下の問題は、アメリカ人にとっては実に簡単なことで、彼らは「カスピ海の石
油(Caspian oil)って話もある」と言って、ウィンクするだけで意味が通じるのであ
る。以下、私の情報提供を再録する。
武蔵野市の木村愛二です。
以下の電子手紙が転送されてきました。
本日、四ッ谷の主婦会館での緊急講演集会で、旧知の中東史の専門家、東大名誉教
授の板垣雄三さんが、今回のアメリカの動きには「中央アジアの制圧」の狙いを見る
と語られましたが、私は早くから具体的にカスピ海周辺の石油資源が争奪の的であり、それを運び出すパイプラインの経路の制圧と見るべきだと主張してきました。
わが電網宝庫に以下の2年半前の記事が入っています。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-29-jin.hml
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-11.html
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-12.html
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-13.html
yugo-12.htmlには、専門誌の関係記事を網羅してありますから、ぜひ御研究下さい。
2001/09/27 18:01
Fw: [ml-eforum 4864] 米軍事報復と石油利権
> ----- Original Message -----
> 送信者 : "Jun Hoshikawa"
> 宛先 :
> 送信日時 : 2001年9月26日 4:00
> 件名 : [ml-eforum 4864] 米軍事報復と石油利権
>
>
> > 星川@屋久島です。
> > (以下、必要なら転送してかまいません。)
> >
> > とくにメディア関係者にお願いがあります。
> >
> > 先日、アフガン情勢にくわしい静岡県立大学の宮田助教授が、TV番組で次の
> > ような要旨を語ったそうです。私自身は番組を見ませんでしたが、民間シンクタ
> > ンク・環境総合研究所の青山貞一氏がMLで紹介されていました(以下、要約も
> > 同氏)。
> >
> > --------------------------------------------------------------
> > ソ連アフガン戦争の終結後、米国は旧ソ連を構成するアフガン北部の地
> > 域で採掘される大規模油田からの原油を,アフガン北部,そしてパキスタ
> > ンを経由してインド洋の港湾に輸送する一大プロジェクトを進めてきた。
> >
> > 冷戦時,反ソでアフガン側に大規模武器を援助したのは米国だが、アフ
> > ガンが勝利した後に米国は過激イスラム原理主義者のあつまりであるタリ
> > バンがアフガン国土の90%を支配するとは思っていなかった。そのタリ
> > バンは反米色を強くもち、上記のような米国によるサウジ駐留を継続する
> > 米国に反発するサウジ最大のゼネコン会社社長の長男,ビンラディンとの
> > 連携を深めていった。この経緯のなかで米国の旧ソ連地域からインド洋へ
> > の原油輸送プロジェクトが思うように行かなくなってきた。今後ともアフ
> > ガン、パキスタンなどがタリバンとビンラディンの影響力下にあるとする
> > とインド洋側への米国系メジャーの原油搬出が永遠に不可能となる。
> > ---------------------------------------------------------------
> >
> > 青山氏はそのうえで、現ブッシュ政権が軍事侵攻にこだわる理由の一つは、ア
> > フガン北部地域にある旧ソ連のイスラム系CIS関連諸国(名前に〜タンとつく
> > 国々)が高品質の油井を多数保有しているためであり、この機にタリバンを駆逐
> > してアメリカの傀儡政権を樹立しつつ、〜タン諸国からアフガン北部とパキスタ
> > ンを経由してインド洋へ出る石油輸送ルートを確保する目的があるのではないか
> > と問題提起しています。
> >
> > その後、石油利権が取り持つブッシュ家とビンラディン家の腐れ縁(?!)も
> > 明らかになってきたようです。
> >
> > 戦局・政局の表面ばかり追うのではなく、ぜひこの石油利権の側面を掘り下げ
> > る報道をしてください。湾岸戦争のときと同様、今回のテロ事件以来の世界情勢
> > を把握するうえでも、このことは非常に重要なはずです。私自身も作家・翻訳家
> > として広い意味ではメディアの一員ですが、離島在住の身では上記のようなこと
> > を掘り下げるリソースがありません。
> >
> > また、ネット上で関連情報をご存じでしたら教えてください。
> > 以上、どうぞよろしく。
> >
> > 星川 淳/屋久島環境政策研究所
> > 〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久町尾之間樹園地
> > Tel/Fax: 09974-7-2898
> > Email: stariver@ruby.ocn.ne.jp