投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 09:01:37:
【ワシントン27日=貞広貴志】
米国の同時多発テロ首謀者とされるウサマ・ビンラーディンの世界に広がる資金ネットワークの概要が26日、元国務省高官が米上院公聴会に提出した調査資料で明らかになった。ビンラーディンは多数の慈善・援助団体と企業から吸い上げた寄付金や収益金を、ルクセンブルクを中心に欧州・中東の銀行に分散して保有。きわめて複雑な資金操作や資金洗浄(マネーロンダリング)を通じて資金の流れを隠ぺいする工作を行っていた。
調査を行ったのは、国務省で金融サービス規制などを担当したジョナサン・ウィナー元次官補代理で、26日の上院銀行委の公聴会に資料を提出、証言した。テロ活動の資金供給源として貧困層の援助などを看板に掲げる慈善・援助団体が重要な役割を果たしていることが特徴で、ドイツ、スイス、米国、ウガンダなどで16の慈善・援助団体がビンラーディンへの資金窓口とされた。
(9月28日03:05)