投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 19:40:49:
09/27 17:05 軍事作戦は切迫せず 所在確認になお時間と米紙 外信91
【ワシントン27日共同】二十七日付の米紙ワシントン・ポスト
は、複数のブッシュ政権当局者の話として、米中枢同時テロの最重
要容疑者とされるウサマ・ビンラディン氏とその組織アルカイダへ
の軍事作戦について、同氏の所在などの詳しい情報をなお得る必要
があり、作戦開始まで差し迫った状況にはないと報じた。
同紙によると、ウルフォウィッツ国防副長官は二十六日、ブリュ
ッセルでの北大西洋条約機構(NATO)の緊急国防相理事会で早
期の軍事作戦の可能性が小さいことを示唆した上で、「敵の主要な
作戦は潜伏することだ。それが具体的な軍事作戦提示を難しくして
いる理由の一つだ」と説明。各国にビンラディン氏の所在に関する
情報提供を求めた。
さらに、国防副長官は軍事作戦について「相当長期間にわたる幅
広い作戦だ」と述べた。
また、軍事作戦に関してラムズフェルド国防長官、パウエル国務
長官から説明を受けた下院の有力議員は、同盟国間の協力構築など
のため「さらに時間を必要とする方向に進んでいる」と指摘した。
米政府当局者は、米国が軍事作戦実施を慎重に準備している理由
について、テヘランの米大使館占拠人質事件で、一九八○年に米軍
が救出作戦に失敗したことを挙げ、二の舞いを避けるためと説明し
た。
(了) 010927 1704
[2001-09-27-17:05]