武装勢力のテロに対策なし 迷走するスリランカ政権

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 19:39:41:

09/27 16:51 武装勢力のテロに対策なし 迷走するスリランカ政権 外信75
共同
 スリランカからの分離、独立を目指す少数派タミル人の反政府武
装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)がテロによる
攻勢を強めている。だが、クマラトゥンガ政権は厳しい政局の乗り
切り策に追われており、ゲリラ対策には有効な手だてを講じること
ができないままだ。                     
 LTTEは七月二十四日、コロンボ国際空港の厳重な警備を突破
し、戦闘機や民間航空機十機以上を破壊した。八、九月にも警察や
軍の施設を次々に襲撃、多数の死傷者を出した。        
 この背景には、スリランカ北部のジャフナ半島での内戦がこう着
状態に陥っているという事情がある。LTTEは昨年五月、同半島
の中心都市ジャフナを奪還する寸前にまでこぎ着けたが、その後は
政府軍との間で一進一退が続いており「少人数でも行えるテロ活動
に重点を移した」(スリランカ紙サンデー・タイムズ編集長)とみ
られる。                          
 しかし、クマラトゥンガ政権は、イスラム政党が六月下旬に大統
領与党の人民連合との連立を解消したため、議会少数派に転落、政
権安定のための対策に追われているのが実情だ。        
 クマラトゥンガ大統領は七月初め、議会による政府不信任案の可
決などを防ぐため、議会機能を二カ月間停止した。その間、最大野
党の統一国民党との大連立樹立も目指したが、失敗し、九月初め、
議会第三党の左派政党、人民解放戦線の閣外協力を得ることで、よ
うやく合意した。                      
 しかし、人民解放戦線は閣僚数の半減や大統領権限の縮小といっ
た難題を閣外協力の条件としており「いつ閣外協力が解消されても
おかしくない」(外交筋)状況にある。            
 大統領は、テロが観光産業などの国内経済にも深刻な影響を及ぼ
しているため、和平交渉に積極姿勢を示し始めたが、LTTEは「
国民の支持を受けていない政権と交渉する考えはない」と無視して
いる。(コロンボ共同=福冨正秀)              
(了)  010927 1651              
[2001-09-27-16:51]

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