投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 25 日 21:15:25:
09/25 17:42 テロ予備軍が約210人 米当局が世界に手配 外信105
共同
米中枢同時テロで米連邦航空局(FAA)が、事件の一週間後に
、実行犯十九人を含む犯行グループと関係があるとみられる計約二
百三十人の詳細な名簿を、各国の政府や航空会社に「極秘」扱いで
伝達し、新たな乗っ取りへの厳重な警戒を求めていたことが二十五
日、分かった。
名簿は九月十八日付。事件発生からわずかな期間で大量の「自爆
テロ予備軍」が、米当局の捜査線上に浮かんでいた事実は、原理主
義テロ組織の規模の広がりと米当局の強い危機感を示している。
共同通信が入手した名簿には、姓名や生年月日、出身国、住所、
電話番号などが記載されている。住所は大半が米国だが、出身国は
ほとんどが不明。ただサウジアラビアが八人、カタール、シリアが
各三人、アラブ首長国連邦が二人含まれており、アラブ国家の出身
者が目立つ。
ウサマ・ビンラディン氏が潜伏しているとみられるアフガニスタ
ンとともに、米国が報復攻撃の可能性を検討しているとされるイラ
クの出身者は記載がなかった。携帯電話の番号や、電子メールのア
ドレスまで記載されている人物もいた。
名簿は米司法当局や情報機関の情報に基づき作成されたとみられ
「外国旅客機への脅威」と題した通達文書に添付された。米国の空
港に離着陸する外国便を運航する航空会社、さらに各国政府の担当
部門があて先となっている。
FAAは通達で、搭乗手続きなどで名簿記載の人物を見つけた場
合(1)各国の捜査機関や米国の連邦捜査局(FBI)に至急通報
(2)本人や同伴者の搭乗や手荷物輸送の拒否―などの措置をとる
よう求めている。(共同)
(了) 010925 1742
[2001-09-25-17:42]