投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 25 日 12:05:30:
米政府は、ブリュッセルで開かれるNATO(北大西洋条約機構)国防相会議に27日、国防総省高官を派遣し、同時多発テロへのオサマ・ビンラディン氏の関与を示す証拠の一部を説明する。米CNNが24日伝えた。NATO加盟国の一部に、軍事行動には明確な証拠が必要との意見があるため、理解を求める。アフガニスタンの包囲網を狭める詰めの作業とみられる。
ブッシュ大統領は24日の記者会見で、テロ組織に対する捜査や諜報(ちょうほう)活動で得た証拠は機密扱いだとし、「情報開示により戦争をやりにくくすることはしない」と表明。続いてパウエル国務長官も「大部分は機密だ」としつつ、「検討の結果、公開できるものがあれば公開する」と語った。
証拠の扱いをめぐり政権内で論争があった模様だが、国務省高官は同日「米国を助けたいと思っている国でも、証拠は必要だ」と強調。情報源などを明かさない程度の情報に絞って、NATOに説明するという。派遣されるのは、ウォルフォビッツ国防副長官になるとCNNは報じた。
サウジアラビアなど米国が協力を求めている中東諸国も、アフガニスタンを攻撃する前に証拠を示すよう求めている。
フライシャー大統領報道官は「米国と諸外国首脳の間では様々な秘密をめぐる会話がなされているが、逐一公開されるものではない」と述べ、米国が仮に外国政府に証拠の一部を説明しても、ただちに一般公開はしない考えを示した。
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