投稿者 MIROKU 日時 2001 年 9 月 25 日 11:08:59:
【カイロ19日島田幸】米中枢同時テロで、ハイジャック犯の一人で、イラクの情報機関として抵触していたとの情報も伝えられるエジプト人モハメド・アッタ容疑者の父親が19日、カイロ市内の自宅前で「息子とは事件後に電話でも話した。だれかが、私の息子になりすました可能性がある」と語った。また、アラブ紙は米国が公表した19人の容疑者リストのうち4人が生存していると報道、米国当局の捜査に疑問を投げかけている。
父親は、息子と電話で話したのは「事件の一日か二日後」とし、「話の内容は『何か必要なものは?』『ないよ』といった、せいぜい1分に満たない時間だった。事件のことも話さなかった。(その後、連絡がないのは)イスラエルの秘密情報機関に誘拐され、殺されたのかもしれない」と興奮気味に語った。
米連邦捜査局(FBI)が公表した写真については「いかにも狂信的に見えるよう、目やあご、首の辺りに修正が加えられている」と指摘。さらに「息子がテロ実行の前にウオツカを飲んでいたとの報道があったが、私のせがれは酒など一切飲まない。ドイツ留学時代の教師や友人が証言者だ。だから、あれは別人なのだ」と語った。
またアラブ圏主要紙の一つ、アッシャルク・アサウト紙によると、容疑者とされた「サイード・アルガムディ」というサウジアラビア人は、飛行機の操縦士で、現在チュニスに在住。「9ヵ月間ここにいる、米国は死んでいると言ったが、私はここに生きている」と同紙に語ったという。
また「アブドルアジズ・アルオマリ」というサウジ人もリヤドに在住。「名前も生年月日も私と同じ。93年から昨年まで米国におり、パスポートをなくして、再発行を受けた」と語ったという。
同紙はFBIから生年月日やパスポート番号、母親の名前まで含まれた資料を入手したとし、確認した人物が同姓同名の別人という可能性はない、としている。