投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 24 日 18:17:50:
09/23 22:18 推測による攻撃は避けよ イスラム教権威が呼び掛け 外信94
【カイロ23日共同】イスラム教の最高権威機関「アズハル」(
カイロ)の総長タンタウィ師は二十三日、カイロで記者会見し米国
が準備を進める報復攻撃について「推測に基づき懲罰行為を行う権
利はどの国にもない」と語り、米国に慎重姿勢を求めた。
同師はまた、米国が各国に参加を求めているテロ撲滅キャンペー
ンについて「同胞のイスラム教徒を救済する目的以外には参加すべ
きではない」と発言。イスラム教国であるアフガニスタンに対する
軍事行動に他のイスラム国が協力することに反対する立場を示した
。
米中枢同時テロについてはイスラムが平和を求める宗教であるこ
とを強調した上で「無実の女性と子供を殺すことはイスラムの教え
に反する」と非難し、「ジハード(聖戦)は抑圧された者を救う場
合にのみ認められる」と語った。
アズハルは中東で最も長い歴史を持つアズハル大学とモスク(イ
スラム教寺院)、病院などを備えた総合機関で、世界のイスラム教
徒に大きな影響を持っている。
(了) 010923 2218
[2001-09-23-22:18]