投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 24 日 11:55:05:
【ロンドン23日=野口裕之】
米中枢同時テロの黒幕ウサマ・ビンラーディン氏が絡むとみられる不審口座情報の一部が、同氏の世界テロネットワーク「国際イスラム戦線」の影響下の団体のホームページ(HP)やメールマガジンから割り出されている実態がわかった。英米情報筋が二十三日、明らかにしたもので、情報は米国家安全保障局(NSA)などが各国に提供している。
同筋によると、同戦線は同氏直系組織に加え二次、三次といった数次団体やダミー会社などから成る。このうち、サークルを装う数次団体がHPで会員や宗教儀式への寄付を募っている。米側の通報は、HPの善意の利用者の会費や寄付金を追跡調査したもので、HPは米国が運用する通信傍受網「エシュロン」で割り出された。ただ、「通報口座の多くは予防的停止を求めたケースで、テロ関連とは限らない」(同筋)という。
組織化の手口は巧妙で「ほとんどの会員が団体の実態を知らず、むしろ会員の多さが工作員を紛れ込ませる際の隠れみのとして利用されている」(同筋)。