投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 23 日 21:15:39:
カイロにあるイスラム教の最高権威アズハルの総長タンタウィ師は23日、朝日新聞など内外の報道機関との記者会見に応じ、同時テロに対する報復攻撃について、「懲罰を加えるには証拠の提示が不可欠だ。罪なきムスリム(イスラム教徒)に対して攻撃が行われるようなことになれば、それはジハード(聖戦)の対象になる」と語り、米国などに慎重姿勢を求めた。
アズハルは大学やモスクをもつイスラム学の世界の中心。
同師は一般市民を巻き込むテロを、イスラム教は断固拒否するとの立場をあらためて強調した。そのうえで、今回のテロに対する証拠が示されていない状況で、米国がアフガニスタンなどへの攻撃に踏み切れば、その攻撃にさらされる人々の支援に回るのがイスラムの立場だと指摘。
その一方、捜査が明らかになっていない段階で言及するのは不適切としながらも、今回の事件の黒幕とされるオサマ・ビンラディンが唱えているとされるジハードについて、「ジハードは不正な攻撃から人間の尊厳を守る戦いであり、ラディン氏のジハードはイスラム教におけるジハードではない」と批判した。
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