投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 23 日 21:11:55:
【ニューデリー23日=黒河剛】
アフガニスタンのイスラム原理主義勢力のタリバン政権のムトゥマエン報道官は23日、米同時テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏の身柄引き渡しを拒否する方針を改めて強調した。北部では反タリバン勢力の北部同盟との戦闘も本格化。最高指導者のムハマド・オマル氏は23日も沈黙を守ったが、対米戦をにらんだ戦時態勢の強化が目立ってきた。
アフガン・イスラム通信によると、同報道官は「米国の要求はアフガニスタンのいかなるイスラム教徒にも受け入れられないもので、我々も受け入れるつもりはない」と指摘。米国が攻撃に踏み切った場合「深刻な影響が出る」と警告した。
アフガニスタン北部では米国の攻撃開始をにらんだ散発的な戦闘が活発化しており、タリバン政権側は同日、北部のサマンガン州で未確認の航空機を撃墜したと発表した。タリバンの情報庁のヒマト報道官は「航空機の国籍などの詳細を確認するため特別チームを現地に派遣した」と述べた。