投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 23 日 18:14:50:
09/23 15:56 VOAがオマル師と会見 政府圧力で放送中止 外信56
【ワシントン23日共同】二十三日付の米紙ワシントン・ポスト
によると、米政府系の「米国の声」(VOA)放送はアフガニスタ
ンのタリバン政権の最高指導者オマル師とのインタビューに成功し
た。しかし、宣伝に利用されるのは好ましくないとする国務省高官
が圧力をかけ放送中止を余儀なくされた。
内容は二十日に行われたブッシュ米大統領の議会演説への反応が
中心。オマル師は米国のウサマ・ビンラディン氏引き渡し要求に従
う意思がないことを強調し、「米国は自国を攻撃する悪を作り上げ
た」と過去に米国がビンラディン氏を支援していたことを批判。
さらに「私やビンラディン氏らが死んでも悪は消えることはない
。米国は一歩下がって、政策を見直すべきだ。帝国主義的な自らの
意思を世界各国、特にイスラム諸国に押しつけるのをやめるべきだ
」と述べている。
インタビューはワシントンのスタジオとアフガニスタン国内のオ
マル師との間で十二分間にわたって地元の主要言語であるパシュト
ゥー語で行われた。極めてまれな会見の収録がいつ行われたかは不
明だが、二十一日夜に放送を予定していた。
(了) 010923 1555
[2001-09-23-15:56]