投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 11 日 00:21:50:
【エルサレム10日=当間敏雄】
イスラエル警察は9日、パレスチナ自治政府のエルサレム担当相、ジヤド・アブ・ジアド氏の身柄を一時拘束、エルサレムでの居住許可がないとしてヨルダン川西岸パレスチナ自治区へ退去させた。シャロン・イスラエル政権は先月、東エルサレムのパレスチナ解放機構(PLO)拠点オリエントハウスを自爆テロの報復を口実に接収したが、ジアド氏“追放”はそれに続く強硬措置。エルサレムでのパレスチナ人の権利回復運動を徹底排除する狙いがあると見られる。
一方、イスラエル治安当局は、同国北部ナハリヤで9日発生し、4人が死亡した自爆テロについて、同日夜、イスラム原理主義組織ハマスの指令を受けたイスラエル国籍を持つアラブ系住民(48)の犯行と断定した。イスラエル国内を自由に移動できる同国のアラブ系住民が自爆テロの実行犯となったのは初。当局は、ハマスなど過激派が国内のアラブ系社会に浸透し始めた証左と見て警戒感を強めている。アラブ系住民は、1948年のイスラエル建国時にイスラエル側にとどまったパレスチナ人などで現在、同国人口620万人の約18%を占めている。
(9月10日23:54)
このページの感想 |