投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 23 日 17:59:12:
09/22 18:03 サウジが施設使用に難色 包囲網構築に打撃と米紙 外信107
【ワシントン22日共同】二十二日の米紙ワシントン・ポストは
、サウジアラビアに最近完成したばかりの米空軍管制施設を米軍が
報復攻撃に使用することにサウジ政府が難色を示していると伝え、
ブッシュ政権の対テロ国際包囲網構築に「大きな打撃」と指摘した
。
パウエル国務長官が説得に当たっているが、作戦開始が数週間遅
れることも予想される。
この施設は首都リヤドの南東約百十キロにあるプリンス・スルタ
ン空軍基地に約一カ月半前に完成した最新式の統合航空管制センタ
ー。周囲数千キロの範囲の数百機の航空機を同時に管制できる。
米軍は、施設をアフガニスタンを標的にした対テロ攻撃の司令拠
点とする予定だったが、サウジ政府は国内基地から他国への出撃や
指令は認められないと抵抗しているという。
サウジ政府は、米国の対テロ攻撃に全面協力の姿勢を表明してい
たが、具体的な協力には限界があることを露呈、他国の対米協力に
も影響を与えそうだ。
(了) 010922 1803
[2001-09-22-18:03]