投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 23 日 17:58:17:
09/22 18:01 まずアルカイダ壊滅狙う 米、次段階作戦は固まらず 外信106
【ワシントン22日共同】アーミテージ米国務副長官は二十一日
、米中枢同時テロでの報復攻撃について、現時点ではウサマ・ビン
ラディン氏のテロ組織である「アルカイダ」の壊滅に専念すべきだ
との見解を示した。米CNNテレビのインタビューで語った。
二十二日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も、米政府
高官の話として、ブッシュ政権は最初の武力行使の対象をアルカイ
ダに限定することで一致したと報じた。
一方、同紙は、幅広い攻撃となる第二段階の時期や対象、規模を
米政権はまだ固めきっていないとしている。
軍事作戦の全体像を確定する前に、まずはビンラディン氏らへの
報復攻撃を実施する方針を意味しているもようだ。同氏をかくまっ
ているアフガニスタンのタリバン政権への攻撃は当初は控え、身柄
引き渡しに応じるか様子を見る可能性が高いとみられる。
米政府当局者によると、第二段階の攻撃をどのように実施するか
をめぐって政権内で議論が続いており、ラムズフェルド国防長官は
第二段階では対象にイラクを含めることを提案している。しかし、
同当局者は、この決定は先延ばしになる可能性が強いとしている。
アーミテージ副長官はCNNに対し、「イラクは過去、テロ行為
に手を染めてきた」と述べ、将来の対イラク攻撃に含みを残してい
る。
ブッシュ大統領は近くテロリストとテロ組織を指定する大統領令
に署名し、米国内にある資産の凍結を行う。この指定で中期的に壊
滅の対象とするテロ組織が明確になるとみられる。
(了) 010922 1800
[2001-09-22-18:01]