投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 22 日 21:44:12:
【ワシントン22日=共同】
アーミテージ米国務副長官は二十一日、米中枢同時テロでの報復攻撃について、現時点ではウサマ・ビンラディン氏のテロ組織である「アルカイダ」の壊滅に専念すべきだとの見解を示した。米CNNテレビのインタビューで語った。
二十二日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も、米政府高官の話として、ブッシュ政権は最初の武力行使の対象をアルカイダに限定することで一致したと報じた。
一方、同紙は、幅広い攻撃となる第二段階の時期や対象、規模を米政権はまだ固めきっていないとしている。
軍事作戦の全体像を確定する前に、まずはビンラディン氏らへの報復攻撃を実施する方針を意味しているもようだ。同氏をかくまっているアフガニスタンのタリバン政権への攻撃は当初は控え、身柄引き渡しに応じるか様子を見る可能性が高いとみられる。
米政府当局者によると、第二段階の攻撃をどのように実施するかをめぐって政権内で議論が続いており、ラムズフェルド国防長官は第二段階では対象にイラクを含めることを提案している。しかし、同当局者は、この決定は先延ばしになる可能性が強いとしている。
アーミテージ副長官はCNNに対し、「イラクは過去、テロ行為に手を染めてきた」と述べ、将来の対イラク攻撃に含みを残している。
ブッシュ大統領は近くテロリストとテロ組織を指定する大統領令に署名し、米国内にある資産の凍結を行う。この指定で中期的に壊滅の対象とするテロ組織が明確になるとみられる。