投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 22 日 21:16:34:
【イスラマバード22日=大内佐紀】
22日付のパキスタン英字紙「ドーン」は、アフガニスタンの信頼すべき消息筋の話しとして、イスラム原理主義指導者ウサマ・ビンラーディンがすでにタリバン政権の本拠地カンダハルから同政権最高指導者オマル師の生まれ故郷である南西部ウルズガン州内に側近らと一緒に移動したと伝えた。同筋によると、ビンラーディンは同じ場所で2晩以上宿泊することがなく、目立たないトラックを使ってひんぱんに移動しているという。
一方、同英字紙「フロンティア・ポスト」(21日付)がパキスタン―アフガン国境にいる消息筋の情報として伝えた所によると、ビンラーディンはアフガンと中国との国境に近いワハーン回廊に到達したと見られる。同英字紙「ニューズ」(同日付)も、タリバンに近い筋の情報として、ビンラーディンが今月17日にアフガンを出国、レバノンかチェチェンに向かったと伝えた。
西側外交筋は「ビンラーディンがアフガンから出国するのは無理なはず」と分析、「外国脱出説は米軍による攻撃を何とか回避しようとして、タリバン側が意図的に流しているのではないか」と見ている。
(9月22日21:13)