投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 22 日 19:00:39:
9/22 11:05 「米の脅迫」が引き金? 先制攻撃の可能性と英紙 外信67
【ロンドン22日共同】二十二日付の英紙ガーディアンによると
、米中枢同時テロが発生する二カ月前に米国務省の元高官がパキス
タンを通じてアフガニスタンのタリバン政権に対して、ウサマ・ビ
ンラディン氏を引き渡さなければ軍事攻撃をするしかない、と伝え
ていたことが分かった。
今回の米中枢を襲ったテロは、タリバン政権とビンラディン氏が
この「脅迫」を深刻に受け止め、逆に先制攻撃するしかないと考え
た結果の可能性がある、と同紙は指摘した。
同紙によると、米国のメッセージは、七月中旬にベルリンのホテ
ルで開いた米、ロシア、イラン、パキスタンの元外交官たちのアフ
ガニスタン問題フォーラムの場で伝えられた。
米国からの出席者はインダファース元国務次官補(南アジア担当
)や元駐パキスタン大使ら三人だった。
ここに出席していたニアズ・ナイク元パキスタン外相が同紙に語
ったところによると、米代表は、九八年の空爆ではビンラディン氏
の殺害に失敗したが、「今度は十分な情報を基に、おそらくヘリコ
プターや地上に近接した航空機での攻撃になるので、失敗はない」
と語っていた。
ナイク元外相は「この話はすぐわが国の政府に伝え、タリバン政
権の駐パキスタン大使にも伝達された」と同紙に語ったという。
(了) 010922 1104
[2001-09-22-11:05]