投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 22 日 18:58:34:
09/22 10:21 大型機によるテロは想定外 米原子力規制委が見解 外信60
【ワシントン21日共同】米中枢同時テロ事件で、原子力発電所
に対するテロの懸念が高まっていることを受け、米原子力規制委員
会(NRC)は二十一日、原発や核燃料関連施設と大型飛行機を使
ったテロに対する見解を発表した。
原発や核燃料の保管施設は今回のボーイング767や同757ク
ラスの飛行機が衝突することは想定外で、施設がこの種の衝突に耐
えるようには設計されていないことを認める一方で、事件発生後、
核関連施設で厳戒態勢に入り、捜査当局や軍などとも緊密な連絡を
取っていると表明。十分なテロ防止対策が取られていることを強調
した。
NRCは、原発、核燃料の保管施設や輸送容器などに大型の飛行
機が衝突した場合、放射能汚染を招く可能性があることも認めたが
、緊急時の防災体制は整備されているとした。
NRCは、今後、大型機衝突と施設の強度に関する解析を進める
一方、治安当局などとも協議。施設建設時の基準に、今回のテロの
ような新たな事態を想定することが必要と判断した場合は、基準の
改定も検討するとしている。
(了) 010922 1020
[2001-09-22-10:21]