投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 22 日 18:58:03:
09/22 10:04 世界一厳しい保安体制 イスラエルのエルアル航空 外信31
【エルサレム22日共同】米中枢同時テロで四機の旅客機が同時
にハイジャックされたことを受け、世界一厳しいとされるエルアル
・イスラエル航空の保安体制に注目が集まっている。
同航空は過去に何度もテロの標的となってきただけに「出発が遅
れても不審な人物や荷物のチェックを最優先」する思想は徹底して
いる。
「荷物を詰めたのはだれか」、「他人から中身の分からない荷物
を預かっていないか」―。乗客は搭乗前、係官から矢継ぎ早の厳し
い尋問を繰り返し受ける。
係官はイスラエルの情報機関の協力で訓練され、不審者を判別す
るために、質問への答えよりも、乗客の態度や目の動きに注目して
いるという。
厳しいチェック体制は一九六○年代のパレスチナ・ゲリラ対策か
ら始まった。八六年にはロンドンの空港で二重底のバッグから一・
五キロの爆弾を発見した実績も。
エルアル機には私服の警備要員が必ず同乗するほか、操縦室は頑
丈な二重のドアで仕切られ、飛行中に開けることはできない。
バイアーズ英運輸相が警備要員の同乗義務付けの検討を始めるこ
とを明らかにするなど、エルアル航空の対策を見習う動きも出始め
ている。
(了) 010922 1003
[2001-09-22-10:04]