投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 22 日 15:51:04:
【モスクワ石郷岡建】
ロシアのプーチン大統領は21日、ドイツ公式訪問を前に独マスコミのインタビューに応じ、対米同時多発テロ事件に関して「ロシアは広い意味で、テロ対策で米国と共同行動をとる用意がある」と表明。「情報機関同士は既に協力し合っている」と述べた。
米国の軍事作戦への参加については「いつ、どのような規模で行うのか具体的な提案を見てからにしたい」と、必ずしも完全拒否ではないとの立場を示したが、ロシア軍派遣には「連邦会議の承認が必要であり、第3国への派遣は国連安保理決議が必要だ」と語った。また、米国は作戦決定にあたりロシアやその他の先進国とも協議すべきだと注文をつけた。
プーチン大統領はテロ事件後、米国民との連帯意思を表明したが、具体的な支援・共同行動については沈黙を守り、今回の発言が事実上、初めての立場説明となった。大統領の発言は慎重ながらも、軍事作戦を容認もしくは限定的参加の姿勢を示したものと言える。
[毎日新聞9月22日] ( 2001-09-22-13:27 )