投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 22 日 08:13:17:
【ワシントン21日=古森義久】
米国への中枢同時テロ事件での犯人の一人がイラクの情報機関と接触していた事実を、米国政府も確認していることが二十日、明らかにされた。
米国のブッシュ政権高官は二十日、今回のテロを断行したとみられるウサマ・ビンラーディン一派とイラクとの関係について、「旅客機をハイジャックしてニューヨークの世界貿易センターに突入したテロ犯人の一人、モハメド・アタが事件前のある時期、イラクの情報機関の代表と数回にわたり接触していた事実に関しては米国当局も情報をつかんでいる」と述べた。この人物とイラク情報機関とのつながりについては米国のCBSテレビなどが「欧州で数回の接触があった」と報道していた。
しかしイラク当局が今回の米国に対するテロ攻撃に直接に関与したかどうかについては同米政府高官は「納得のいく証拠は得ていない」と語った。イラクは今回のテロに対し米国への弔意やテロ行為の糾弾などは一切、述べていない。
その一方、米国政府内外ではイラクの今回のテロへの関与を伝える未確認情報が流れているが、同米政府高官は「イラクへの対応についてはブッシュ大統領はまだ決定を下していない」と語った。
米国にとっては今回のテロにイラク当局が関与していたか否かは今後の対テロ撃滅作戦の展開のうえで大きなカギとなる。