投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 21 日 11:02:19:
【ワシントン20日=池内新太郎】
パウエル米国務長官は20日の記者会見で、今後の反テロ作戦では同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏とその組織である「アルカーイダ」にまず照準を絞り、他の組織への対応は後回しにする方針を示唆した。ラムズフェルド国防長官は「闘いは短距離走ではなく、マラソンだ」と指摘、数年がかりの長期戦になるとの見方を示した。
パウエル国務長官は同日、欧州連合(EU)代表団と会談し、テロ対策に関する共同声明を発表。情報交換、航空関係の安全強化、入国管理、武器や危険物質の拡散防止、テロリストへの資金流入の遮断などの分野での協力を確認した。長官はこの後の記者会見で「ビンラディン氏は世界中で起きた悲劇に責任がある」と言明。そのうえで「ビンラディン氏とその組織に対処したら、他のテロ組織に戦線を拡大する」と強調した。一方、ラムズフェルド国防長官は記者会見で「過去の戦争とは全く異なる闘いになる」と述べ、軍事力だけでなく、財政・金融、外交などを総動員し、テロ組織を追い詰める決意を示した。