投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 21 日 10:57:10:
神奈川・在日米海軍横須賀基地の第7艦隊空母キティホーク(満載排水量81123トン)が21日朝、出港した。伊豆諸島周辺の海域で機能の確認などをしながら待機し、自衛隊硫黄島基地で26日まで行われる夜間離着陸訓練の終了後、艦載機を合流させインド洋に向かう。第7艦隊中核の出港により、米軍の対テロ軍事作戦の準備は最終段階に入った。
キティホークは同日午前7時5分、横須賀基地から離岸し、浦賀水道を抜けて同9時前には、相模灘に出た。テロ攻撃を警戒する米軍の依頼を受けた国土交通省は、同基地から大島付近までの上空について小型機飛行制限の航空情報(ノータム)を出している。海上自衛隊は、防衛庁設置法の「調査・研究」に基づき、護衛艦2隻を随伴させて警備に当たり、周辺海域でも、護衛艦・掃海艇約10隻、海上保安庁からは巡視艇37隻やヘリコプターなど4機が、空母を取り巻く形で厳戒態勢に入っている。
キティホークは、戦闘攻撃機や電子戦用機など約75機を艦載し、巡洋艦や駆逐艦などの艦艇を率いて行動する軍事作戦の要。すでに出港した艦艇と空母戦闘群を編成し、約10日間でインド洋に到着する予定。
その後、アラビア海周辺に展開している空母のカールビンソン、エンタープライズ、さらに米バージニア州のノーフォーク基地から派遣される空母セオドア・ルーズベルトとともに臨戦態勢に入る。
一方、政府が打ち出した「当面の措置」の中で、調査・研究に基づく情報収集用の自衛隊艦艇派遣が盛り込まれたことを受け、海自では週明けにも、護衛艦を出港させる。空母に随伴する形でインド洋方面に向かうものと見られる。
(9月21日10:55)