投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 20 日 20:32:30:
09/20 17:40 米政権内部に対立と報道 強硬派はイラク打倒も 外信105
【ニューヨーク20日共同】二十日付のニューヨーク・タイムズ
紙は、米中枢同時テロに対する報復攻撃をめぐりブッシュ政権内部
で、イラクにも大規模な武力行使を主張する強硬派と、前段階での
外交戦略を重視するパウエル国務長官らとの間で「最初のハイレベ
ルの対立」が生じていると報じた。
複数の政府筋の話として伝えたところによると、強硬派の中心は
ウルフォウィッツ国防副長官とチェイニー副大統領の首席補佐官ル
イス・リビー氏。
両氏は先週末の安全保障高官会議で、アフガニスタンのウサマ・
ビンラディン氏の組織だけでなく、イラクやレバノンのベカー平原
のテロリスト根拠地を「できるだけ早急に広範に」攻撃するよう進
言したという。
強硬派は十九日も、ブッシュ大統領に「サダム・フセインを権力
から放逐する努力をすべきだ」と書簡で促した。
パウエル長官は週末の会議の場でも、アフガニスタンに対して軍
事行動をとり、その前に外交的基盤をつくるための時間をかけるべ
きだと主張。同盟国との協議で、国際法的にも米国の行動の正当性
を明確にする必要があると訴えた。
同長官は、イラクを含めた大規模な武力行使は、ブッシュ大統領
への広い支持を失わせる恐れがあるとの判断という。
(了) 010920 1739
[2001-09-20-17:40]