投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 05 日 11:50:33:
【エルサレム海保真人】
イスラエルの左派・労働党の党首選は5日未明(日本時間同日朝)現在、和平派のブルグ国会議長と党内強硬派のベンエリエゼル国防相の大接戦になっている。パレスチナとの衝突泥沼化を受けたイスラエル世論の右傾化で、労働党員の間でも和平か強硬姿勢かの選択が割れたことを示している。
開票速報(開票率約80%)によると、ブルグ氏の得票率は49・3%で、ベンエリエゼル氏の49・2%とわずかに0・1%差。票数にして数十票差という。有権者は約11万7000人で、投票率は約50%だった。
今回の党首選は、ブルグ氏の勝利でシャロン政権に対する和平派の盛り返しが起きるか、ベンエリエゼル氏の勝利で本来左派の党がより右傾化するか――の分岐点になるとして注目されている。事前の世論調査ではブルグ氏の優勢が伝えられたが、予想以上の接戦となった。
[毎日新聞9月5日] ( 2001-09-05-11:08 )
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