投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 05 日 00:51:59:
【エルサレム4日=当間敏雄】
エルサレム中心部で4日朝、自爆テロがあり、犯人が死亡、少なくとも15人が重軽傷を負った。負傷者のうち1人は重体。パレスチナ過激派の犯行と見られる。エルサレム市域では2日深夜から3日早朝にかけて4件の爆弾テロ(6人負傷)が連続して発生したばかり。厳戒態勢下の「首都」がテロの標的として狙い撃ちされる異常な事態となった。
イスラエル警察当局によると、警官2人が不審な男を尋問しようと近づいたところ、自爆したという。男はユダヤ教超正統派の姿に変装、背負ったバッグの中に大量のクギを仕込んだ爆弾を隠していた。警官2人も重傷を負った。
今回の現場は、犯人を含む16人が死亡した先月9日の自爆テロ現場から約100メートルほどで、エルサレム中央警察署にも近い中心部の繁華街。朝の通勤通学時間帯で、多数の人通りがあった。付近には国際機関関係者など外国人の子弟らが通う国際校があり、邦人を含む多くの保護者や生徒が現場近くに居合わせて爆発音を聞いた。
パレスチナ側は、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のムスタファ議長暗殺(先月27日)から1週間が経過したのを機に、過激派各派が連携して報復テロを拡大させる構えを見せており、予断を許さない状況となっている。
(9月4日23:27)
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