投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 20 日 08:03:45:
【ワシントン19日=林路郎】
ラムズフェルド米国防長官は19日、同時多発テロへの報復軍事作戦遂行準備のため、空軍戦闘機、爆撃機などの約100機に対し、ペルシャ湾岸地域への展開命令を発した。テロ首謀者とみられるウサマ・ビンラーディンが潜伏するアフガニスタンなどへの空爆をにらんだ動きとみられ、配備は早ければ20日にも始まる見通し。国防総省は、今回の報復攻撃を「無限の正義作戦」と名付けた。
展開命令を受けた約100機には、F15、F16の各戦闘機、B1爆撃機、AWACS早期警戒機、U2偵察機、空中給油機などの航空戦力が含まれる見通しで、航空戦力としては本格的な空爆が可能な規模が整う。
湾岸地域にはすでに、サウジアラビア、クウェート、バーレーンなどの米軍基地に常駐の航空戦力が展開している。19日には、米南東部バージニア州ノーフォーク基地から空母セオドア・ルーズベルトが地中海方面へ向けて出港した。
この結果、ペルシャ湾岸・インド洋戦域の航空戦力は、ルーズベルトを含む海軍3個空母艦隊の艦載機(200機以上)を合わせ、計300機以上の規模となる。
ラムズフェルド長官は19日、「これはビンラーディンやその組織『アル・カーイダ』だけにとどまるものではない」と述べ、空爆がアフガン以外で行われる可能性も示唆した。