投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 19 日 19:37:48:
【ワシントン19日=中島慎一郎】
米国同時多発テロ事件を受け、米国内で中央情報局(CIA)への就職志願者が激増している。一方、連邦捜査局(FBI)は、イスラム過激派のテロ組織に対する捜査を強化するため、アラブ系の捜査官の採用を増やす計画を明らかにした。
CIAは通常、志願者からの履歴書を1週間に500―600通程度受けているが、テロ事件発生後、その数は5倍近い約3000件に達した。とりわけ海外諜報部員の志願者が倍増しているほか、今回のテロ事件で最悪の被害を受けたニューヨークからの志願が特に多く、「米国のためになることをしたい」と動機欄で愛国心を強調する人が増えているという。
一方、FBIがアラブ系捜査官を増やす計画は、ムラー長官が17日の記者会見で明らかにした。テロ事件後アラブ系住民への迫害が全米で問題となっているが、米国内のイスラム教指導者の間からも、「FBIに勤めるアラブ系の若者が増えれば、われわれの米国への忠誠心を示すことにもなる」としてムラー長官の構想を歓迎する声が上がっている。
(9月19日19:35)