投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 19 日 18:39:59:
09/19 08:04 欧州のテロ対策手ぬるい トルコ首相が意趣返し 外信07
【カイロ19日共同】トルコのエジェビット首相は十八日、「米
中枢同時テロ容疑者は欧州各地を拠点としていた」と指摘、欧州の
テロ対策の手ぬるさを批判した。トルコはクルド人対策で欧州各国
から「人権侵害」と非難され続けており、首相は今回の事件を機会
に意趣返しした格好だ。
アンカラからの報道によると、首相は「西欧各国は人にかみつか
ないかぎり蛇とも同居できるという考えだ」と、人権重視の欧州の
姿勢をやゆ。「トルコはテロ対策と民主主義の完全な両立に成功し
てきた」と自国の政策を自賛した。
首相はまた、アフガニスタン攻撃準備を進める米国を「テロ対策
の重要性を理解できている」と称賛。軍事基地提供など米国への協
力をあらためて表明した。
トルコ政府は同国からの分離・独立を目指すクルド労働者党(P
KK)などを「テロ組織」として掃討作戦を展開しており、約十五
年以上に及ぶ戦闘やテロで約三万人が死亡した。
(了) 010919 0803
[2001-09-19-08:04]