反人種差別国際会議でイスラエルとパレスチナが対立〔朝日新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 03 日 12:33:11:

ダーバンで開かれている「人種差別反対世界会議」でイスラエル・パレスチナの対立が鮮明になり、会議の成否の前に立ちはだかっている。パレスチナ自治政府のアラファト議長は「イスラエルは我々の権利、土地、資源をじゅうりんした」と演説。これに対しイスラエル代表団は2日、「(パレスチナによって)会議はハイジャックされている」として、代表団引き揚げの可能性を示唆した。
会議で採択される政治宣言と行動計画の草案には、準備会合の段階で、イスラエル建国につながったシオニズムと、人種主義とを結びつける文言が提案された。これにイスラエルと米国は猛反発し、抗議のため、代表団を閣僚級から実務レベルに格下げした。
イスラエル代表団は「間接的にイスラエルを不当に攻撃する文言が30カ所以上、両文案にまだ残っている」として、これらの消去を働きかけている。代表団は「あらゆる努力をしてイスラエル攻撃が取り下げられなければ引き揚げを考える。期限は、設定していない」という。
パレスチナ側は、アラファト代表が2度にわたって会議で演説した。「パレスチナは人種差別、占領、侵略と入植によって苦しめられている」とイスラエルを糾弾した。
「差別」から抜け出る道をさぐる国際会議が、中東紛争の引き写しになっていることに、アナン国連事務総長も懸念を表明した。
(11:10)

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