投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 19 日 18:28:27:
米国は勝てない−あの松浪代議士が断言
zakzak
ベトナム以上の手痛い目に
「米国はアフガンに勝てない」。ウサマ・ビンラーディン(44)を保護するアフガニスタンのタリバンに報復準備を進めている米国に、日本アフガニスタン協会理事長で衆院議員の松浪健四郎氏(54)は警鐘を鳴らす。昭和50年から3年間、国立カブール大学の教壇に立ち、アフガンを「第二の母国」と公言する松浪氏が見たタリバンは−。
今年3月、タリバンによるバーミヤンの大仏破壊を食い止めるため、日本政府の特使として訪問した松浪氏は、ラディンとタリバンの関係に、「タリバンがラディンを匿うのは、一度客人としてもてなした人物は徹底して客人として扱うのがイスラムの教えだから。最高指導者のオマル師の第二夫人はラディンの娘という情報もある」と説明。
そのうえで、「彼らと戦争をすれば、米国はベトナム戦争以上の手痛い目に遭う」と断言する。その理由には、「日本の富士山級の高山が連なる高地で、酸素が希薄。夏は45度を超す暑さ、冬は氷点下25度の寒さが襲う。今からの季節、地上戦は無謀だ」。
また、アフガン紛争時に旧ソ連軍が仕掛けた無数の地雷が残っており、「歩くのさえ危険」と指摘。さらに、「彼らは命をかけて戦うペルシャン騎士道にのっとり、やられたとしても、時間、空間、距離を超越して復しゅうする」。
そして、「オレがパウエル(米国務省長官)やったら、戦争を仕掛けるアホなまねは絶対できん。タリバンにラディンの身柄を引き渡すように圧力をかけ続けるしかない」と話した。