投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 19 日 18:25:03:
【モスクワ19日共同】
米中枢同時テロを受けた米国の報復攻撃への対応で、ロシアは攻撃自体を容認する半面、基地提供など本格的軍事協力は拒否、対米支援を情報提供などに限定する姿勢を色濃くしてきた。
背景にあるのは、報復攻撃を契機とした米国の中央アジアへの進出に対する警戒感だ。
アフガニスタンに隣接する中央アジアにルシャイロ安保会議書記を急派したプーチン大統領は限定的協力論に対する地域各国の同意取り付けを狙っている。
これにより自国の南部国境に接し、ロシアにとって死活的な勢力圏である同地域での米国の軍事的プレゼンスを阻止する構えだ。
米国はアフガニスタンへの空爆に向けタジキスタンにあるロシア空軍基地などの使用権確保を望んでいるといわれる。
しかし書記は最初の訪問国のカザフスタンで18日、米軍機による領空通過や基地使用に否定的な立場を示唆。米国がタジクなど各国を「一本釣り」(モスクワの外交筋)しないようくぎを刺した。