投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 18 日 19:26:21:
09/18 08:06 反テロ緊急立法を提案へ 捜査当局の盗聴権限拡大 外信17
【ワシントン17日共同】アシュクロフト米司法長官は十七日、
司法省で会見し、捜査当局の盗聴権限の拡大など反テロの緊急立法
を一両日中にまとめ、議会に提案する考えを明らかにした。
長官はまた「テロ組織と関係を持つ乗っ取り犯の一味がまだ国内
にいる可能性がある」と述べ、テロ事件再発の危険を警告。民間航
空機に搭乗する連邦捜査官を増やす方針を示した。
また、会見に同席した米連邦捜査局(FBI)のモラー長官は、
これまで事件に関連して四十九人の身柄を拘束したと発表。これま
での逮捕者に加え、さらに数人分の逮捕状を用意していると述べた
。
アシュクロフト長官によると、緊急立法は(1)携帯電話などの
普及を受け、電話機に対し許可されてきた捜査当局の盗聴権限の対
象を個人に拡大する(2)テロリストを援助した者に対しスパイの
共犯と同様の厳しい罰則を科す―などが主な内容。長官は、今週中
の議会通過を求めた。
長官は「テロリスト壊滅に向け、できることは何でもやる」と述
べ、捜査権限の大幅な拡大を訴えた。
一方、モラー長官は、事件で起きた反アラブ感情による殺人事件
が二件起きたと指摘。「われわれは人種に基づく捜査はしない」と
述べ、こうした犯罪を許さないと強調した。
(了) 010918 0805
[2001-09-18-08:06]